経営理念:「サテライトステーションになる」
私がかつて在籍し、会計の世界に入るきっかけを与えてくれた会社が、株式会社ユアーズブレーンという広島市にある経営コンサルティング会社です。そして、その会社の経営理念が、「地域経済社会のサテライトステーションたれ」というものでした。
以下は、株式会社ユアーズブレーンの経営理念を引用したものです。
「サテライト(衛星)とは、惑星の周囲をその引力により周回する天体です。
サテライトステーションとは、その衛星の動きをコントロールする中心施設です。
ユアーズブレーンは、地域経済社会に向けて最新の情報や有益なアドバイスを発信し続ける、すなわち地域経済社会に光を当てる役割を担うことを理念とします。」
正直に申しますと、在職中は、創業者がつくった経営理念の意味がよく理解できずにいました。
その後退職して、公認会計士試験受験のための勉強に打ち込んでいる間は、30歳前後の大人が無職になって、自分なりにもがき苦しんだ時期でもありましたが、そんな一人暗闇の中にように思えるときでも、かすかに遠くに光が差し込んでいるのが見えた気がすることがありました。その時、ユアーズブレーンの経営理念を思い出し、創業者の経営理念に込めた思いが少し分かったような気がしました。
残念ながら、創業者の齋藤喬之先生は、私が弊社を設立したときには他界されていましたが、「地域経済社会に『光を当てる』存在でありたい」との想いから、ご遺族と株式会社ユアーズブレーンの後継者の方々のご了解を得て、社名を「株式会社ユアーズブレーン東京」とするとともに、「サテライトステーションになる」という経営理念を受け継ぐことといたしました。
経営モットー:「即実践」「自己への挑戦」「創造」
「『即実践』『自己への挑戦』『創造』」も株式会社ユアーズブレーンから受け継いでいるもので、当時から私の信条としているものです。
弊社設立にあたり、ご遺族からこの言葉を記した書をお譲り頂き、それは今も弊社に掲げています。
以下は、株式会社ユアーズブレーンのホームページからの抜粋です。
・「即実践」とは、孔子の『論語』に収められている言葉「感即動」を由来とします。
社員ひとりひとりが“感じてすぐ動く”、“感じさせることで相手を動かす”、ことにより【光】=【主役】となることをモットーとします。
・「自己への挑戦」とは、自分を発見し、自我を持ち続けることをその前提とします。
社員ひとりひとりが自らの心と体を動かし、常に自己を変化させ続けていくことをモットーとします。
・「創造」とは、芸術家たちのためだけにあるのではありません。
人がこの世にそれぞれ持って生まれてきた役割を全うし、世の中の役に立つことが使命であり「創造」です。社員ひとりひとりが、仕事を「作業」ではなく、改善・改革していく「創造」として昇華していくことをモットーとします。”
行動方針:「問題の中心に入って仕事をする。できることを全てする。」
お客様の期待やニーズは様々であり、常に変化し続けています。会社の成長発展のため、私達の専門分野である会計数値を基礎としますが、決して単なる数字の集計や分析にとどまることなく、私たちは経営の問題の中心に入って、把握したお客様の期待・ニーズを最大限実現すべくサービスを提供していきます。